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 中医学・薬膳について

「中医学」ってなんだろう?image

中国伝統の医学(中国医学)のことです。
西洋医学では病気によって、薬を処方しますよね。しかし、中医学では、ひとりひとりにあった「」によって、処方を変えます。
同病異治=同じ病気でも、証によって異なる治療方法であったり、異病同治=別の症状でも、元の病因は一緒とみて、同様の薬を出したりします。
中医学の素晴らしさのひとつは、身体全体のバランスを見て、足りないところを補ったり、余分なものを排泄したりして、自らが持つ、恒常性(ホメオスタシス)パワーを導き出すための、体系的な理論が基本にあるところです。
また、人体を一つの小宇宙とたとえ、臓器は互いに関わりあうし、ひとつが衰えれば、必ずほかの臓器にも影響が出る。また、人体と自然界はひとつの整体でもあり、ともに切り離すことができないという、「整体観念」もしくは「天人合一」という中医学の理論は、現代社会に忘れられがちな人との繋がりや、心の交流の必要性を説いているような気が、私はします。

「薬膳」ってなんだろう?image

昔、中国では「食医」がおりました。
これは、どの医者よりも位が高く、宮廷に遣え、一国の主の健康管理を任されていたそうです。
医食同源」の言葉があるように、食事も薬ももとは同じで、きちんと証にあわせた食物を「一物全体」(食物を丸ごと食す。頭から尾っぽまで、皮も丸ごと)で頂けば、そればやがて血となり、肉となり、自分の身体を健康に保つことができるのですね。
しかし、現代は簡単に食事が済まされる傾向で、外食も進み、食事することすらおっくうな方や、野菜不足、脂質過剰、といって栄養バランスも崩れがちです。
「もう一度、原点に戻ってみようよ!」そう、なにも、生薬ばかり入れたものが、薬膳ではないのです。
お味噌汁、煮物、お豆や豆腐料理などなど・・・。これらもちょっと手間を加えるだけで、立派な「薬膳」になります。
「美味しいね、ほっとするね、あったかいね。」そんな食卓を提案したい。
そんな日本的薬膳を広めていきたいと、私は考えています。



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